2015年11月5日木曜日

構築について

VGの構築は公式が想定したデッキである名称デッキから、構築幅が増えた超越環境になり、ライド札以外にも、超越札、G2止、返し札など、全対応するには少し構築が難しくなりました。
もともと構築力を鍛えられてこなかったプレイヤーは迷走していることかと思います。
そこで、一般的な構築論をVG用に整理しましたので、紹介します。


今使っているサンクは以下になります。賛否はあると思いますが、これをメインの例として話したいと思います。

【グレード3 (6枚)】
4 x SGD
2 x SGG

【グレード2 (14枚)】
2 x ブラスターブレードスピリット
3 x ツインソード
1 x ブレードゥ
1 x ブワー
3 x スターライト・ヴァイオリニスト
4 x ベノン

【グレード1 (13枚)】
4 x シシルス
4 x ホーリーナイトガーディアン
3 x ミロン
1 x スターライトユニコーン
1 x バトルソングエンジェル



まず最初に目が行くのがG2の枚数が14枚もあることだと思います。
この理由は下記の表から来ています。
とりあえず、自分用にエクセルで作りました。
縦軸がドロー枚数、横軸が投入枚数の期待値表になります。

G2のライドターンでは、マリガンなしだと先行ノーマリガンなら7枚ドローすることになります。
49枚中に14枚あると、期待値は2枚ということで、ベノンをリアで使える可能性が高いです。
波紋に対する回答がベノンからミロンを出して、手札差をつけることが重要だと思っているための構築です。



次にG3を減らしていますが、超越しないとサンクは弱いので、超越札の計算です。
シシルスとG3をあわせると、超越札は10枚になります。
同じ表で、後攻G3ライドターンでの期待値は2.04、先行4ターン目なら2.24となるので、最速で超越できる可能性が高いということになります。G1のライド札もあるので、もう少し低いとは思います。
現在、波紋を作っていますが、同じ理由で、G1が16枚入っています。
それは、1ターン目でG1の期待値が1.96となるので、オデュッセウスにライドしにくいということになります。
もし、共感できる人がいたら、16枚いれて、仙台、金沢と暴れてきてください。


続いて、構築時にはこんな表も利用しています。

こちらは特定の1枚をドローする確率になります。

先行だけで数字を書き出しますと、
G1が13枚ですが、無ければG3を戻してでも4枚のマリガンを行うので、約97%。
G2はノーマリガンでも約92%。G3は残念ながら、約73%となります。
ライド時には、2積みのスピリットは約27%で持っていることになり、ベノンかヴァイオリニストは69%で持っていることになります。

流行りの波紋は、G2のターンまでにオデュッセウスが欲しいと考えるなら、ノーマリガンだと約47%となり、ちょっと心配な数値ではありますね。そう考えると特定のカードを主軸とする連携ライドや波紋を握る人はキーカードと心中する覚悟が必要です。
だからこそ、初手で抱えたオデュッセウスにはライドしたくないですよね。もちろん、マリガン基準やドロートリガー、ウミガメなどで、変わってきますので、自分で納得いく数値を選ぶことなります。

4ターン目以降に完全ガードを引いている確率は良くて70%程度となると、結構完全ガードが引けずに死ぬというのは、システム上そういう風にできているということで諦めます。グレンの強さがわかりますね。それでもグレンは火力が低いので、2枚目、3枚目が引けずに死ぬケースが目立ちます。



おそらく、どこかでこんな感じに確率を割り出している人は他にもいるとは思いますが、自分はこんな感じで構築をしています。宝石や撃退札の枚数、その他コンボデッキなどは、こういった表を参考に検討されてみてはいかがでしょうか。困ったら、強い札上から4積みでほぼ間違いありませんが、同じ役割の札が8枚、12枚と増えた時の目安にはなるかと思います。